大人気の大型犬! ゴールデンレトリバーの特徴と魅力について
小型犬が人気の日本においても、大型犬のゴールデンレトリバーは根強い人気を誇る犬種。そんなゴールデンレトリバーの特徴や性格、飼うときのポイントなどをまとめてみました。
ゴールデンレトリバーの特徴
体高:オス58.4~61cm 、メス54.6~57.2cm体重:オス29.5~34kg、メス24.9~29.5kg
原産国:イギリス
平均寿命:10.9歳(※)
ゴールデンレトリバーは鳥猟用に作出された犬で、ゴールドに輝く毛並みが美しい大型犬。猟師が撃ち落とした獲物を探して持ってくるという役割があったため、嗅覚が鋭く体力があります。水に入ることも嫌がらず、泳ぎも得意です。
陽気で好奇心旺盛なゴールデンレトリバーは飼い主を喜ばせることが大好き。人と一緒になにかすることが好きなの、しつけや訓練は得意です。温厚で愛情深く、子どものいる家庭でも安心して飼うことができるでしょう。
※アニコム『家庭どうぶつ白書2021』より
ゴールデンレトリバーを飼うときのポイント
食事と運動
ゴールデンレトリバーを飼う場合、運動量を確保することと、知的好奇心を満たすことが重要です。散歩は1日2回、各1~2時間程度は必要です。そのほかに、レジャーやドッグランなど泳いだり思い切り走ったりする機会もつくりましょう。猟で獲物を回収する犬だったため、なにかをくわえて取ってきたり運んだりすることが得意なので、そういった遊びを取り入れるのがおすすめです。
大きく筋肉質な体を維持するため、食事は良質のタンパク質が欠かせません。脂肪分を少なくし、食事と運動のバランスに注意して肥満にならないようにしてください。
訓練と社会化
穏やかで社交的な犬ですが、ゴールデンレトリバーは大型犬なので、きちんとしつけしなければ事故につながる恐れがあります。人が大好きなので、見知らぬ人にも駆け寄って行ってしまうようなところがありますが、犬が怖いという人は意外と多いもの。大型犬ならなおさらです。
ゴールデンレトリバーは好奇心旺盛なため、訓練中に気を散らしてしまうことがありますが、あまり叱るとすねたりいじけたりしやすいです。できるだけ褒めて伸ばすことを心がけてください。
もともとゴールデンレトリバーはフレンドリーな性格ですが、子犬のころの社会化が足りないと、臆病で攻撃的な犬になる可能性はあります。子犬の時期(生後8週間くらい)にほかの犬と触れ合ったり、散歩でいろいろな場所に行ってみたりと、さまざまな経験をさせてみましょう。
飼い主と信頼関係が築けたらトレーニングがスムーズにできますよ。
トリミング
ゴールデンレトリバーの被毛はダブルコートとよばれる二層構造で、年2回の換毛期にはたくさんの毛が抜けます。ブラシやコームを使って毎日ブラッシングしてください。大きな体をシャンプーするのは大変ですが、月に1度はシャンプーするのがおすすめです。
シャンプー後は必ずドライヤーで毛をしっかり乾燥させてください。湿気が残っていると蒸れて皮膚病の原因になります。特徴である垂れた耳にも湿気がこもりやすいので、こまめに汚れをチェックしましょう。
ゴールデンレトリバーを飼うときに注意したいこと
飼養環境
ゴールデンレトリバーは大型犬ですが、外飼いには向いていません。家族と過ごすことが好きな性格なので、家族が長く過ごすリビングなどに、専用のスペースを設置してあげるとよいでしょう。穏やかな性格ですが、大型犬ですので、ある程度の運動量が必要です。休日はドッグランに連れていき、思いっきり走る時間をとってあげるとよいでしょう。
まとめ
陽気で賢く、アクティブなゴールデンレトリバーを家族に迎えれば、楽しいパートナーになってくれるでしょう。忠誠心が高く、しつけがしやすいところも人気のポイントです。飼うときはゴールデンレトリバーの仕事欲や運動欲を満たす遊びやトレーニングを取り入れ、食べ過ぎないようにしっかり食事管理をしてくださいね。