ゴールデンレトリバーはしつけやすい! 子犬のときから楽しく訓練しよう
人にも他の犬にも友好的なゴールデンレトリバーは、利口で自ら喜んで訓練に取り組む犬です。しつけやすく、初めての人でも飼いやすい犬として有名ですね。そんなゴールデンレトリバーのしつけのコツを紹介します。
しつけは子犬のころから!
ゴールデンレトリバーは大型犬です。大型犬は成犬になると体が大きくなり、力も強くなります。犬の動きをコントロールできるようにしつけをしっかりとおこなう必要があります。・飼い主の横に付いて歩く
・スワレ、フセ、マテ、コイを覚えさせる
・クレートを寛ぎの場にする
これらができるようになれば自由に遊ばせたり、指示したものを取りに行くといった遊びができるようになります。また、自らクレートに出入りしてくれれば、車などでの移動がスムーズになります。
しつけは「褒めることを中心に」がポイントです。言葉で褒める、おやつをあげる、なでるなど、いろいろな方法で褒めてあげてください。飼い主のために動くことが大好きな犬なので、褒められるとやる気がアップします。
散歩のしつけ
散歩のときは「ツケ」の指示で、飼い主の左側に付いて歩くようしつけます。ゴールデンレトリバーだけでなく飼い主の安全のためにも、リードは常にたゆんだ状態で散歩できるようにしましょう。「飛びかかり」も注意が必要です。ゴールデンレトリバーは人が大好きで、一緒にじゃれあって遊びたい!と飛びついてしまうことがあります。犬は遊んでいるつもりでも、相手にケガをさせてしまう可能性があります。
飛びつきそうになったら、いったん座らせて落ち着かせるなど対策をしましょう。
また、散歩中の拾い食いも危険です。散歩のときはおやつを持っていき、ゴールデンレトリバーが拾い食いしようとしたらおやつで気をそらせ、通り過ぎてからおやつを与え、拾い食いを防止するのがおすすめです。
収集癖、かじる癖
ゴールデンレトリバーはハンターがしとめた獲物をレトリーブ(回収)する犬として活躍していました。そのため、今でも落ちているものがあれば持ってくるという習性があります。気が付けば家中の小物がゴールデンレトリバーのベッドに集められている、なんてことも。子犬のころはとくに、飼い主の履いているスリッパや靴などに興味を示し、自分の居場所に持ってきてかじっててしまうことがあります。
この場合は、ゴールデンレトリバーに「かじっていいもの」「自分のものにしていいもの」を与え、「それ以外はダメ」と教えます。
口からものを離すタイミングで「ハナセ」などコマンドを言い聞かせ続けていると、声かけだけでくわえたものを離すようになります。
全身どこに触れられても嫌がらないようにする
トリミングや動物病院に連れて行ったときなどに困らないよう、ゴールデンレトリバーがどこに触れられても嫌がらないように慣らしておきましょう。顔、頭、口、首、腹、足、尾など、あらゆる場所に積極的に触ってみましょう。デンタルケアのために、口のなかに手を入れられるようにすることも重要です。
吠えるのはストレスのサインかも
ゴールデンレトリバーには1日最低2時間の散歩が必要です。歩くだけでなく、走り回ったり、動くものを追いかけたり、他の犬達とじゃれて遊んだりする時間も十分に作ってあげましょう。運動や遊びが不足すると、ストレスから無駄吠えすることがあります。近所の犬たちに吠えるような場合は「遊びたい!」「構って欲しい」といった欲求の可能性があります。
やめさせようとして吠えているゴールデンレトリバーに飼い主が声をかけると、「構ってもらえた」と思って余計に吠えるようになることも。
まずは、ゴールデンレトリバーがストレスを溜めない生活を心がけましょう。
そして、吠えても反応せず、吠えても意味がないことをゴールデンレトリバーが理解するまで、根気よくしつけをおこないましょう。
まとめ
ゴールデンレトリバーは鳥猟犬としての本能に基づく癖があったり、運動不足が困った癖に繋がることがあります。基本的には友好的で人のために働くことが好きな犬です。ゴールデンレトリバーの長所を伸ばしてあげられるよう、子犬のころから毎日の触れ合いの中で褒めるしつけを続けてくださいね。